ウコンとは、琉球王朝の頃から大切な生薬として守り次がれ、今日まで沖縄で受け継がれてきました。かつて琉球では、ウコンに専売制度を敷いていたと言われるほど重要な生薬でした。薬効があるという理由以外、食用、染料、又は、鑑賞用としても広く用いられていたからです。 ウコンは、ショウガ科の多年草で、インド、中国南部、台湾、日本では沖縄、種子島、屋久島、奄美大島に自生し、いわゆる熱帯アジア原産の植物です。形状は、芭蕉ににていて、草丈は約1.5メートル、冬になると葉や茎は枯れてしまいます。薬用や染料やに使われるのは根茎の部分で、ショウガに大変よく似ています。沖縄の人は、ウコンのことを「ウッチン」と呼んでいますが、英語では、ターメリック、ドイツ語では、ゲルグウルッェルといいます。ウコンには春開花のものと、秋開花するものの二種類があります。そして、春開花のウコンは本名を薑黄(キョウオウ)といい、ハルウコンともいいます。これは染料として使うよりも、薬草として昔から健康増進のために広く使われてきました。しかし、現在では生産量が大変少なく、入手はなかなか難しいようです。 |